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タイ・バンコクの国際バカロレア(IB)インターナショナルスクールを徹底解説

今回はタイ・バンコクの国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)インターナショナルスクールについて解説します。

日本でも徐々に普及され、広く知られつつある国際バカロレアですが、バンコクにも国際バカロレアの教育プログラムを取り入れているIB認定校がいくつかあります。

国際バカロレアとは?

国際バカロレア機構による世界的な学習プログラムのことで、1968年に設立されました。国際的な視野をもち、平和な世界を築くために貢献できる人材の育成や転勤などで世界中を移動する子どもたち向けに世界共通の大学入学資格を作ることなどを目的として運営が開始されました。国際バカロレアは英語の頭文字をとって「IB」と呼ばれていることが多いです。

IBの学習者像について

国際バカロレアでは、以下のような学習者像を掲げています。

探究する人
私たちは、好奇心を育み、探究し研究するスキルを身につけます。ひとりで学んだり、他の人々と共に学んだりします。熱意をもって学び、学ぶ喜びを生涯を通じてもち続けます。

知識のある人
私たちは、概念的な理解を深めて活用し、幅広い分野の知識を探究します。地域社会やグローバル社会における重要な課題や 考えに取り組みます。

考える人
私たちは、複雑な問題を分析し、責任ある行動をとるために、批判的かつ創造的に考えるスキルを活用します。率先して理性的で倫理的な判断を下します。

コミュニケーションができる人
私たちは、複数の言語やさまざまな方法を用いて、自信をもって創造的に自分自身を表現します。他の人々や他の集団のもの の見方に注意深く耳を傾け、効果的に協力し合います。

信念をもつ人
私たちは、誠実かつ正直に、公正な考えと強い正義感をもって 行動します。そして、あらゆる人々がもつ尊厳と権利を尊重して行動します。私たちは、自分自身の行動とそれに伴う結果に 責任をもちます。

心を開く人
私たちは、自己の文化と個人的な経験の真価を正しく受け止めると同時に、他の人々の価値観や伝統の真価もまた正しく受け 止めます。多様な視点を求め、価値を見いだし、その経験を糧 に成長しようと努めます。

思いやりのある人
私たちは、思いやりと共感、そして尊重の精神を示します。人 の役に立ち、他の人々の生活や私たちを取り巻く世界を良くするために行動します。

挑戦する人
私たちは、不確実な事態に対し、熟慮と決断力をもって向き合 います。ひとりで、または協力して新しい考えや方法を探究します。挑戦と変化に機知に富んだ方法で快活に取り組みます。

バランスのとれた人
私たちは、自分自身や他の人々の幸福にとって、私たちの生を 構成する知性、身体、心のバランスをとることが大切だと理解しています。また、私たちが他の人々や、私たちが住むこの世 界と相互に依存していることを認識しています。

振り返りができる人
私たちは、世界について、そして自分の考えや経験について、 深く考察します。自分自身の学びと成長を促すため、自分の長 所と短所を理解するよう努めます。

引用元:文部科学省IB教育推進コンソーシアム

IBの教育プログラム

国際バカロレアには以下4つのプログラムがあります。

・PYP (Primary Years Programme):プライマリー・イヤーズ・プログラム
対象年齢は3歳~12歳。精神と身体の両方を発達させることを重視しており、どの言語でも学習可能なプログラムです。教科は言語・社会・算数・芸術・理科・体育です。

・MYP (Middle Years Programme):ミドル・イヤーズ・プログラム
対象年齢は11歳~16歳。これまでの学習と社会のつながりを学びます。どの言語でも学習可能なプログラムです。教科は言語と文学・言語の習得・個人と社会・理科・数学・芸術・保健体育・デザインです。

・CP (Career-related Programme):キャリア関連プログラム
対象年齢は16歳~19歳。キャリア形成に役立つスキルの習得を重視するプログラムです。一部科目は、英語、フランス語又はスペイン語で実施。

・DP (Diploma Programme):ディプロマ・プログラム
対象年齢は16歳~19歳。所定のカリキュラムを2年間履修し、最終試験で所定の成績を収めることで国際バカロレア資格(国際的に認められる大学入学資格)が取得可能となっています。原則、英語、フランス語又はスペイン語で実施していますが、近年では日本のIB認定校でDPの科目一部を日本語でも実施可能とする日本語DPの開発などにも力を入れています。

DPを習得することで、海外の大学進学時に有利にはたらくことがありますが、DP習得はかなり難しく、英語ネイティブの生徒さんでも相当な努力が必要だと言われています。

DPの取得条件

DPのカリキュラムは、以下6つの教科と必修の3つのコア科目で構成されています。

<6つの教科>
グループ 1: 言語と文学(母国語)
グループ 2: 言語習得(外国語)
グループ 3: 個人と社会
グループ 4: 理科
グループ 5: 数学
グループ 6: 芸術
※各教科から一つの科目を選択します。提出課題の評価(内部評価:Internal Assessment)と最終試験(外部評価:External Assessment)との結果を合わせて評価され、各科1〜7点で点数化されます。

<3つのコア科目>
CAS:creativity, activity, service(点数化されないですが、履修完了している必要があります。)
EE:extended essay( A〜Eの成績で評価されます。)
TOK:theory of knowledge(A〜Eの成績で評価されます。)
※EE とTOK は二つの評価値が合わせてスコア換算され、0〜3点で点数化されます。

6つの教科と3つのコア科目すべて合わせて満点は45点となります。国際バカロレア資格を取得するためには原則24点以上取得する必要があります。
※その他にも細かな条件などがありますが本記事では割愛致します。

国際バカロレアはPYPからの受講が必須というわけではありません。大学への進学を見据えてディプロマ・プログラムのみを履修する学生も多いです。

※タイのインターナショナルスクールは、幼稚園や小学校の段階からIBプログラムを取り入れているところがあったり、高校の最後の2年間だけディプロマ・プログラムを取り入れているところがあったりと、各学校によってカリキュラムの方針は様々あります。また、IB認定校になるためには、審査やIBプログラムの証明書を所持している先生の確保などが必要です。

バンコクでIBを取り入れているインターナショナルスクール

バンコク市内やバンコク近郊で国際バカロレアを取り入れているインターナショナルスクールです。新たに取り入れた学校の情報や記載情報の変更情報などがありましたら随時追記修正していきます。

※2023/2024年のものです。年間学費は毎年異なることがあります。
※ASCOTでは2024年から正式にIB一貫校となる予定です。