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タイ移住後に車を購入する方法|免許情報・必要書類・注意点を徹底解説

今回はタイ移住後に車を購入したいと考えている方向けにタイでの車購入に関する情報をまとめました。

日本にある車をタイに輸入することは可能?

新車並行輸入であれば基本できますが、中古車並行輸入ができるのは大使館や国連の職員などに限定されます。また、タイへ車を輸入する際は、輸入関税・物品税・地方税・付加価値税の4種類の税が課されるため、かなり高額な手続きとなります。そのため、タイへ移住される方は日本で車を売却し、移住後にタイ現地で車を購入されることがほとんどです。
※自動車税は車種によって異なります。

タイでの運転免許について

タイでは国際免許で運転可能

タイはジュネーブ条約に加盟しているため、国際免許で車を運転できます。タイ移住後にすぐに車を購入して運転できる状態にしたい場合は、移住前に国際免許を取得しておくことをおすすめします。

※タイに移住してから日本の免許からの切り替え手続きをしてタイの免許を取得することも可能ですが、この場合、長期ビザ(ノンイミグラントビザ・タイランドエリート・永住許可証など)を取得済みであり、3ヶ月以上タイに滞在していることが取得の条件となりますので、タイに来てすぐに運転したい方は事前に取得しておきましょう。

タイ現地で日本の運転免許から切り替えることも可能

日本の運転免許をお持ちの方であれば、タイ現地で日本の運転免許からの切り替え手続きを行い、タイの運転免許を取得することが可能です。バンコクであれば、チャトゥチャック陸上運輸局またはバンチャック陸上運輸局がバンコク市内から一番アクセスしやすいです。

日本の免許や国際免許からの切り替え方法については別の記事でまとめていますので、詳細はこちちのページをご覧ください。

タイで車を購入するメリット

車売却時にあまり値段が下がらない

日本と比較すると、タイの中古車市場では車売却時にあまり値段が下がらないという特徴があります。売却するところまで逆算して考えてみると、より具体的な費用の計算ができますので、タイの車売却事情も理解しておくことをおすすめします。

暑さ対策・歩道の状態

タイは常夏の国であるため、長い距離を徒歩や自転車・バイクなどで移動するのは大変です。タイでは熱中症になる人も多いので、車内のエアコンが効いている涼しい環境で移動する方が良い時が多いです。また、歩道はきちんと整備されていない場所が多く、日本よりも注意して歩く必要があります。

郊外に住むことができる

車があれば、移動時のアクセス手段についての心配がなくなり、駅近物件や中心部に絞って住む必要がなくなり、都心部よりも安い郊外の部屋に住むこともできます。また、タイにも電車がありますが、日本ほどたくさんの駅があるわけではありません。電車では行けない所や都市部から離れた郊外のエリアへ行く場合は車が必須となります。

タクシーや配車アプリを活用してアクセスすることも可能ですが、これらの利用頻度が多い方であれば車を購入した方が楽になることもあります。毎度タクシーや配車アプリで拾う手間や車が来るまで待つ時間を省くことができます。タイでの長距離移動の際に、移動手段を都度考える必要がなくなるのは車を購入しておくメリットの一つです。

タイで新車または中古車を購入する

タイでの新車・中古車それぞれの購入から売却までの基本的な情報は以下の通りです。

タイでの新車購入事情

・世に出たばかりの新型の車種は中古車市場にはなく、新車で購入することになる。

・新車購入時から3年間であれば、メーカー保証である程度の修理をすることが可能。

・新車登録のナンバープレートが付くと売却価格が一気に下落する。また、新車登録から1年間が最も早いスピードで売却価格が下落する。

タイでの中古車購入事情

・同じ車種・同じ年式・近い走行距離でも車両状態は1台1台異なる。日本と比べて車両状態が悪い車もあるので、状態把握や査定での見極めが重要となる。

・新規登録から3年以上経過した車の場合はメーカー保証修理を行うことができないため、何かあった場合は信頼できる修理ガレージに依頼をする。

・売却時に価格が下がらないことが多い。特に50万バーツ以下の車両だと、売却価格の下落が遅いことが多い。

タイでの車購入時の必要書類

新車購入時に必要な書類

・パスポートの顔写真ページ(サイン済みのコピー)
・パスポート最新VISAページ(サイン済みのコピー)
・住所証明書類(※下記のいずれかの書類)
①日本大使館の領事部発行の「在留届出済証明書(英文)」原本
②イミグレーション発行の「住所証明書」原本
③ワークパミット全ページのコピー(住所の記載があるワークパーミットに限ります。)
④タビアンバーン(住所登録書)のコピー(自己所有のコンドミニアムなどをお持ちの方)
・その他 (委任状&新車登録申請書)
※名義の新規登録をする際に、「委任状」と「新車登録申請書」を新車ディーラーのスタッフが用意してくれますので、そこにサインをし、新車ディーラーに上記の書類一式も渡して登録を依頼します。

中古車購入時に必要な書類

・パスポートの顔写真ページ(サイン済みのコピー)
・パスポート最新VISAページ(サイン済みのコピー)
・住所証明書類(※下記のいずれかの書類)
①日本大使館の領事部発行の「在留届出済証明書(英文)」原本
②イミグレーション発行の「住所証明書」原本
③ワークパミット全ページのコピー(住所の記載があるワークパーミットに限ります。)
④タビアンバーン(住所登録書)のコピー(自己所有のコンドミニアムなどをお持ちの方)
・その他 (委任状&新車登録申請書)
※中古車業者など第3者が名義変更を行う場合は、委任状が必要となります。また、陸運局指定の「名義変更申請書」へサインも必要となります。

タイでの車の維持にかかる費用

タイで2,000cc以下の普通自動車を維持することを例にして、かかる費用の概算をご紹介します。
※2023年5月現在のレートで1バーツ4円で計算した場合

・自動車税:2,000THB/年(約 8,000円ほど)

・任意保険(1等級の場合):15,000THB~25,000THB/年(約60,000円~100,000円ほど)で、クラスによって異なってきます。
※自賠責保険含む

・車検代金:新車登録から7年は不要 (7年目以降は200THB/年ほどで、日本円にして800円ほど)

・ガソリン代は日本の80%ほどの価格です。

・その他、オイル交換やタイヤ交換費用などが随時

タイで車を運転する際の注意点

タイでも日本同様に車の事故が多発しています。運転の際はくれぐれもご注意ください。また、バンコク都心などではバイクもたくさん走行しており、「停車してドアを開ける際に横を走ってきたバイクとぶつかってしまった!」などの事例もたくさん聞きますので、停車後も気を抜かないようご注意ください。

また、タイの都市部などは渋滞がひどいことでも有名です。外出時は余裕をもって出かけることをおすすめします。