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タイと日本で異なる薬局・処方箋事情について解説

今回はタイと日本で異なる薬局・処方箋事情について解説します。

タイ移住Naviでは移住後の薬や処方箋に関するご質問をいただくことがあります。タイと日本では少し事情が異なることもあるため、本記事で移住前に知っておくべき情報をまとめました。

また、本記事はブレズ薬局代表の飯田直樹さんに監修いただいております。ブレズ薬局は日本人が多く住んでいるスクンビットエリアを中心に多数店舗展開している薬局です。店舗によっては日本人の方が常駐しており、症状や薬について日本語で相談ができる薬局です。

タイ現地の薬・処方箋についてご質問等ございましたら、下記サイト内のメールフォームなどからお問合せください。

タイと日本で異なる薬局事情

タイにも日本と同じように薬事法があり、いろいろな規定があります。薬局で扱っている薬の種類も異なります。

タイと日本では処方の範囲が異なる

タイと日本では薬局で扱うことができる薬の種類が異なります。日本の薬局の場合は風邪薬や胃腸薬などの薬が並んでいますが、タイの薬局では抗生物質や低用量ピルなども購入できます。

タイで購入できる薬の種類としては、当然タイの薬が多く、その他には西欧諸国から入ってきている薬もあります。日本の薬も一部ありますが取扱量は多くありません。

タイの薬の効力について

タイの薬は効力が強いとよく言われていますが、これは薬に入っている薬剤の容量が違うことなどが関係しています。タイでは基本的には欧米の基準に合わせる形で処方しているケースが多く、日本で処方されるものと異なることがあるため、強さの違いを感じるということが起こりえます。ブレズ薬局では日本の処方に合わせたものをご提案することもできますのでご相談ください。

総合感冒薬について

従来、タイの薬局では、喉の痛み・咳・熱・頭痛などそれぞれの症状毎に薬を分けて処方するケースがよく見られていたのですが、最近ではタイでも総合感冒薬が徐々に増えてきています。

医薬品の値段について

タイでは、各薬局やクリニックが販売している医薬品の値段を決めています。購入検討時に値段の高低について何か疑問があればご相談ください。

タイの薬局では症状に対する相談が可能

タイの薬局では、症状を薬局の方に相談すると対応する薬を提案してもらえます。日本の処方箋をお持ちの方であれば、薬剤師と相談しながら同じような成分がある薬の処方を受けることも可能です。

一方、薬局では提供ができないものや検査すべき症状などが見受けられる場合は、クリニックや病院に行くことをおすすめされることもあります。
例えば、タミフルなどについてはクリニックなどで診断の上処方となります。

<症状を薬剤師に伝えると良い情報>
薬局で薬の購入をする際は、下記の情報を伝えることで薬剤師の方が薬を処方しやすくなります。

・どんな症状がいつから出ているか
・他に服用中の薬があるか
・薬のアレルギーや持病があるか
・(女性の場合)妊娠中・授乳中ではないか
・(子供の場合)体重と年齢

体調が悪い人の代わりに薬局へ薬を買いに行く方も多いかと思いますが、上記の情報を確認した上で薬局へ相談しに行くことをおすすめします。

お問合せ

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