今回はタイ移住後に海外送金ができるSMBC信託銀行プレスティアについてまとめました。移住して非居住者になっても海外送金ができますので、日本在住の方でこれからタイへ移住することが決まっている方は、日本居住中に口座開設しておくことをおすすめします。
目次
タイ移住後に海外送金が必要となるシーン
タイ移住後に高額資金の送金が必要となるのは主に以下のようなシーンです。
例1.タイでの医療費
タイ移住後に現地の病院にて入院や手術をすることになった場合に、海外旅行保険・クレジットカードの保険やタイ現地の医療保険に加入していて、キャッシュレスサービスが適用されるのであれば良いですが、保険会社の審査に時間がかかってしまうことなどが発生すると病院側がデポジットを要求してくることがあります。念の為にも、高額な資金を送金や決済できる状態にしておくことをおすすめします。
例2.タイ移住後に投資をする場合
タイ移住後に、外国証券会社にて債券や ETFなどへの投資や外国保険会社を利用した貯蓄型保険を契約する場合は高額資金の決済が必要となる場合があります。特に社債は最低購入金額が大きくなります。
こうした移住後の資産運用に対応していくために、海外送金の手段を模索されている方は多いのではないかと思います。そこで、以下、送金手段の一つとして活用されている方も多いSMBC信託銀行プレスティアについて特徴をまとめました。
SMBC信託銀行プレスティアの特徴
SMBC信託銀行プレスティアには以下3つの特徴があります。
特徴1.タイ移住後でも高額資金の海外送金が可能
タイ移住後、タイにいながら高額資金を外国へ送金することができます。外国送金はインターネットで行う場合は1回500万円まで送金できます。現状では、1日に 2回まで送金することができますので、1日に最高1000万円まで送金ができます。
1000万円以上送金したい場合は、日をまたぐことで同じ要領で送金ができます。また、電話で外国送金の依頼もでき、この場合は1000万円までを限度に送金ができます。1000万円超える送金をしたい場合は、書類を郵送することで、高額な資金を1回で送金することができます。
特徴2.両替手数料無料で外貨を貯めることが可能
以下2つのいずれかを行うことで、手数料無料で両替することが可能です。
1つ目は外貨積み立てです。外貨積み立てを行うことで、為替手数料なしで、毎月円から外貨への積立することができます。ドルコスト平均法で外貨の購入ができるという魅力もあります。
2つ目は ネット取引での指値注文です。こちらは インターネットバンキング限定となりますが、まとまった円の資金で外貨を購入する場合は、こちらの方法がおすすめです。指値注文の最低取引は50万円以上となっています。
特徴3.多通貨VISAデビッド一体型キャッシュカード
SMBC信託銀行プレスティアには、グローバルパスという多通貨VISAデビッド一体型キャッシュカードがあります。このカードのデビット機能を活用することで、貯めた外貨を利用して現地で決済することができます。
例えば、積立や指値買いをして、円からグローバルパス内のタイバーツ口座へ資金を貯めたとします。この状態で、タイで買い物をする際にグローバルパスで支払い処理をすると、タイバーツ口座から自動決済されます。また、支払い時にカード手数料が発生することもなく、キャッシュバックを受けることができます。還元率は口座のグレードによって異なります。
さらに、グローバルパスはタイ移住後に資産運用をする際にも役立てることができます。
例えば、香港の貯蓄型保険の支払いです。
香港の貯蓄型保険ではデビットカードで保険料を支払うことができます。
この機能を活用すると手数料をかけることなく日本に預けたままとなっている資金を効率良く外貨で運用できます。
以上、SMBC信託銀行プレスティアの3つの特徴について解説致しました。タイへ 移住をされる方の中には、資産収入で生活される方 も多くいらっしゃるかと思います。移住後の送金手段は様々ありますが、SMBC信託銀行プレスティアはその中でもかなり活用できます。タイへ移住される前に口座開設しておくことをおすすめします。
PROFILE
執筆/監修者プロフィール
久米直也
愛知県出身。2011年にGlobal Support(Thailand)Co.,Ltd.の事業譲渡を受けてタイへ移住。タイ移住後の資産運用に関するブログやYouTube【タイ在住・移住者向け資産運用チャンネル】などで情報を発信。在タイ歴は12年。