タイへの移住を検討している方の中にはタイ現地での医療保険の加入を検討している方も多いかと思います。そこで今回はタイで保険加入する際の注意点や具体的な保険加入の例をまとめました。移住後の保険加入を検討されている方はぜひご覧ください。

医療保険加入の際に考えるべきこと

タイに限った話ではありませんが、まずは医療保険が本当に必要なのかという点や加入するにしてもどのようなプランで加入するのが適切なのかという点をしっかり整理した上で保険加入の検討を進めていくことをおすすめします。

医療費コストの削減方法

病気やケガのリスクを減らす

適度な運動をすることやバイクタクシーの利用を減らすなど、日頃からリスク回避を意識することが大切です。当たり前のことですが、そもそも医療費コストや治療経験を発生させないことを意識して生活していくことも大切かと思います。

クリニックや薬局を利用する

タイの薬局は日本のような処方箋はなく、薬剤師が症状に合わせた薬を処方します。
また、薬局によっては日本の処方箋を持参すると同じような薬を出してもらえます。
症状によっては病院やクリニックの案内を行なっていますので、まずは薬局へ行って症状などを伝えてみるのも良いかもしれません。

高額な治療費のみ保険でカバーする

保険料には保険会社のコストやブローカーの手数料も含まれており、何でも保険でカバーしようとすると必然的に保険料が高くなってしまいます。例えば、ほとんど通院をしない健康な方であれば、通院分をカバーから外し、手術や入院などの高額な部分をカバーできるようなプランで加入するなどプラン内容についてしっかりと検討されることをおすすめします。

医療保険のコストは保険会社・保障内容・年齢・家族構成などによって異なってきますが、家族で加入している方であれば、生涯で数千万円のコストがかかるケースもあります。
医療保険は掛け捨てとなりますので、保険加入を検討する際は「本当に必要なのか」「加入するならどのようなプランが良いのか」をしっかりと考えましょう。

タイでの医療保険加入の具体例

タイに移住する日本人の方が加入する保険会社は様々ありますが、本記事ではパシフィッククロスという保険会社様を例に保険加入をする場合の必要書類などをご紹介します。

<パシフィッククロス社のHP>
https://www.pacificcrosshealth.com/en/

<加入時の必要書類>
・ご本人とケガ死亡時の受取人のパスポート
※6歳までの契約の場合は以下の書類が必要です。
・英文の出生証明書 (ご両親とお子様の氏名や生年月日など記入したもの)
・英文の出産の医療記録 (お医者さんが出産日から退院日までお子様の身長・体重・健康やFollow upなどを記入した書類)
・今までの全ての医療記録(英文)
また、タイでの治療経験の有無や持病の有無、10歳以下や50歳以上などの加入時の年齢などによって必要書類が変わってきたり条件が付いたりすることがあります。
※保険加入時はビザを取得していなくても加入可能です。

<保険加入において押さえておくべき注意点>
・契約よりも前に発生していた症状や因果関係のあるものは保障対象外となります。
(風邪や食中毒の再発でも保障対象外となる可能性があります。)
・健康状態によっては保険料割増や引き受け不可と判断されることもあります。
・4歳未満は35%の治療費が自己負担になります。
・10歳以下の子供のみでの契約できません。(親も一緒に契約する必要があります。)

タイ移住Naviでの医療保険のご相談受付

タイ移住Naviではタイへ移住される方の医療保険の無料相談受付を行っております。医療保険の加入ついてご不明な点がございましたらお問合せページよりご相談内容をお送りください。

※タイ現地での就業に伴う医療保険や団体保険の加入及びタイの社会保険に関するご相談につきましては、就業先各社の規定があるかと思いますので、まずは就業先への確認をお願いしております。あらかじめご了承ください。

執筆/監修者プロフィール

久米直也
久米直也
愛知県出身。2011年にGlobal Support(Thailand)Co.,Ltd.の事業譲渡を受けてタイへ移住。タイ移住後の資産運用に関するブログやYouTube【タイ在住・移住者向け資産運用チャンネル】などで情報を発信。在タイ歴は12年。