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在タイ日本人向け医療保険パシフィッククロス(PACIFIC CROSS)について

本記事はタイ現地の医療保険「パシフィッククロス社(PACIFIC CROSS)」からの情報提供記事です。

今回はパシフィッククロス日本語対応窓口担当をされているアートさんにパシフィッククロス社の医療保険に関する情報をご提供いただきました。

パシフィッククロス社のプラン及び医療保険費用等に関する個別具体的なお問合せは下記メールにお問合せください。(本記事下部にも記載しています。)

お問い合わせ情報

<パシフィッククロス日本語デスク>
contact_jp@th.pacificcrosshealth.com
担当者名:アート
※お問合せの際は日本語でお問合せ可能です。
※お見積をご希望される際は現在のご年齢も添えて連絡する必要があります。
オンラインで保険料見積リクエストを行うことも可能です。
見積りフォームはこちら
※上記ページのフォーム内に必要事項を記入の上「Request Quote」をクリックすることで見積依頼ができます。

※本記事は2024年11月時点での提供情報です。医療保険の最新情報はパシフィッククロス社日本語デスクにお問い合わせの上ご確認ください。

パシフィッククロスの特徴

パシフィッククロスは、75年以上の歴史があり、100万人以上のお客様がおります。タイの医療保険提供会社トップ3にランクインしており、高品質なサービスを提供しております。

日本語で相談・連絡可能

パシフィッククロスでは日本語対応窓口を新たに設けました。医療保険の加入を検討している方からのご相談や保険加入後のご連絡受付を日本語で承っておりますので、お気軽にご相談ください。

保険加入時の必要書類

ご本人とケガ死亡時の受取人のパスポートが必要です。また、タイでの治療経験の有無や持病の有無、10歳以下や65歳以上などの加入時の年齢などによって必要書類が変わってきたり条件が付いたりすることがあります。
※保険加入時はビザを取得していなくても加入可能です。

タイ移住前に加入申請可能

パシフィッククロスは日本在住中に加入申請することができます。

リタイアメントビザ用の医療保険

タイのリタイアメントビザ(O-A、O-X)などの長期滞在ビザを取得する際の医療保険として加入される方が多いです。タイランドエリートやLTRビザの取得予定の方からもご相談承っております。

タイのリタイアメントビザ(O・O-A・O-X)やLTRビザ取得者向け医療保険について徹底解説

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550以上の提携病院で利用可能

パシフィッククロスの提携病院一覧はこちらのページをご確認ください。
在タイ邦人の間で有名なバムルンラード病院、サミティベート病院、バンコク病院やクリニックなどキャッシュレス対応可能な提携病院が多数あります。

<病院に関する参考情報>

バンコクの日本語対応可能な病院・クリニック一覧

タイ移住を検討されている方の中には、「タイの病院やクリニックはどんな感じなのか?」「日本語対応してくれる病院はあるのか?」など、現地の病院・クリニック事情について知りたい方が多いと思います。 そこで、今回はバンコクの日本 […]

外来診療除外による割引が可能

加入をご検討されている方の中には外来診療の除外を希望される方もいるかと思います。パシフィッククロスでは外来診療を除外することで保険料を割引することが可能です。

子供も加入可能

パシフィッククロスは子供も加入することが可能ですが、いくつか加入に関する条件があります。

・10歳以下の子供のみでの契約できません。(親または法定保護者も一緒に契約する必要があります。)
・5歳未満の子供は医療費の35%が自己負担になります。
※5歳未満の子供が契約する際は以下の書類が必要です。
・英文の出生証明書(ご両親とお子様の氏名や生年月日など記入したもの)
・英文の出産の医療記録(お医者さんが出産日から退院日までお子様の身長・体重・健康やFollow upなどを記入した書類)
・今までの全ての医療記録(英文)

<出産費用の保障について>
タイで出産される方向けの保障は「Premier Plus」以上のプランに付いています。出産給付については最大で240,000THBをカバーするプランがあります。ただし、保障条件として280日間の待機期間などがあります。詳しくはお問合せください。

<新生児の保障内容について>
パターン①産後に保険加入する場合
新生児は出産後15日を経過した時点で、保険の加入申請が可能となります。ただし、保険料が比較的高額になる可能性があり、医療費の35%は自己負担となります。

パターン②両親共に妊娠前にパシフィッククロスに加入している場合
両親共に妊娠前にパシフィッククロスに加入している場合に限り、新生児は保険加入せずともどちらか低い方のプランと同じ内容の保障を受けることができます。ただし、以下の条件があります。
※新生児の医療費の35%は自己負担となります。
※新生児の保障期間は生まれた日から現在進行しているプランの契約満了日まで。(契約期間の更新をする際、新生児は別途保険加入するかどうかを判断。)

新生児の保障については諸条件ありますので、詳細はご相談ください。

海外滞在時の保険

パシフィッククロス健康保険は、旅行毎に最大3ヶ月間の世界中の緊急医療保障を提供しています。

タイ国外旅行時の緊急医療の請求手続については、一旦ご自身で医療費をお支払いいただき、追って下記書類一式を送付いただく流れとなります。

・保険金請求書
・英語またはタイ語の領収書原本(費用の内訳が記載されたもの、または診療明細付きのもの)
・英語またはタイ語の診断書原本(病名、症状、治療期間などが明記されているもの)
・ご本人の身分証コピー(パスポートまたはID)および保険証のコピー
・ご本人名義の銀行口座の通帳コピー

詳細はご相談ください。

パシフィッククロスのプラン一覧

パシフィッククロスの医療保険には以下10種類のプランがあります。

Standard|Standard Plus|Standard Extra

基本的な保障内容を網羅しつつ、病室代や手術費用などの上限が抑えられているベーシックなプランです。

Standardプランの詳細はこちらのPDFファイルをご参照ください。

Premier|Premier Plus

これらのプランは、リタイアメントビザ(OA、OX)を取得するための最低限の保障要件を満たしています。Premier Plusは、長期滞在ビザ(OA、OX、LTRビザなど)取得希望者に最適なプランとして人気があります。

Premierプランの詳細はこちらのPDFファイルをご参照ください。

Maxima|Maxima Plus

パシフィッククロスをご契約いただいている在タイ邦人の中で最も人気があるプランです。手頃な保険料で、包括的な範囲をカバーしています。

Maximaプランの詳細はこちらのPDFファイルをご参照ください。

Ultima|Ultima Plus

より高額な病室代の保障に加え、歯科診療・眼科検診などが基本契約に含まれるプランです。北米、EU諸国、香港、日本、シンガポールなど医療費の高い地域への渡航にも適したプランです。

Ultimaプランの詳細はこちらのPDFファイルをご参照ください。

Expat Care

2024年から新しくできたプランです。過去の病歴を考慮したカバレッジが提供され、指定された年間限度額まで既往症もカバーされます。待期期間などの条件があります。

Expat Careプランの詳細はこちらのPDFファイルをご参照ください。

保険加入において押さえておくべき注意点

医療保険加入時に押さえておくべきポイントがいくつかあります。

<例>
・保険加入日から30日間は免責期間として、保険料を受け取ることができません。
・契約よりも前に発生していた症状や因果関係のあるものは保障対象外となります。
(風邪や食中毒の再発でも保障対象外となる可能性があります。)
・健康状態によっては保険料割増や引き受け不可と判断されることもあります。
・5歳未満の子供は医療費の35%が自己負担になります。
・10歳以下の子供のみでの契約できません。(親または法定保護者も一緒に契約する必要があります。)
etc

保険請求が却下されるケース

タイでは保険約款の規定に従い、請求が却下されるケースがあります。詳細は各保険会社の保険約款をご確認ください。

保険契約前からある持病及び既往症

<病院や保険会社による調査>
病院や保険会社が、被保険者の治療が一般的な病気ではなく、持病や既往症の再発である可能性があると考えた場合や保険契約直後に保険金が請求された場合などに、被保険者の医療記録や病歴を調査することがあります。

調査の結果、関連する病歴が見つからない場合の請求は承認されますが、関連する未告知の既往症や持病が発見された場合、保険会社は請求の却下や保険契約に除外事項を追加することがあります。 また、状況によっては契約解除する場合もあります。

30日および120日の待期期間中に検査や治療を受ける場合やそれに伴う関連症状が発覚した場合

<タイの保険会社での標準的な待機期間>
・疾病病気治療に対しては保険契約日から30日間は待機期間として保険が適用されません。
・以下の特定疾患に関しては、契約時から120日間の待機期間があり、この期間中は保険が適用されません。
腫瘍、イボ、しこり、癌、痔、ヘルニア、白内症、扁桃腺炎、結石、静脈瘤、子宮内膜症。なお、待機期間中に新たに診断された疾病は待機期間経過後も保障対象外となります。     
・Covid-19の待機期間は15日です。
・傷害ケガや事故の治療に対しては待機期間がなく、即時保険対象です。

医師が推奨する医学的に必要な治療以外の個人的な希望や選択による治療(標準的な治療以外のもの)

<例>
理学療法における実験的な治療
医師からは検査不要と判断されたことを個人的に希望して検査を受ける場合等

その他

エイズや性病、性感染症、老化・退行を遅らせるための薬物や物質の使用、または早期閉経や閉経のためのホルモン補充療法、女性または男性の性的機能不全、性転換手術、危険スポーツなど。また、車やバイク事故の場合、無免許運転やアルコールの影響下にあった場合は保障対象外となります。

保険加入者が高額請求を保険で対応できた具体的な事例

以下、パシフィッククロスの保険加入者が高額請求を保険で対応できた具体的な事例をご紹介します。
※保障範囲はプラン等により異なりますので、詳細はお問合せください。

癌治療(慢性ケア)

診断:膵臓癌(ステージ2)。診断時、被保険者は55歳。
提供された保障
化学療法:年間500万バーツを4年間連続保障されました。現在は5年目に突入。
保障内容:化学療法、検査、薬品費用が含まれる。
備考 : 治療費は年間限度額内で全額保障され、自己負担はなし。ただし、被保険者がシンガポールで治療を受けているため、PACIFIC CROSS社ではタイ国内のトップ私立病院相当の治療費までをカバーしています。また、このような選択治療(エレクティブ治療)を海外で受ける場合は、事前にPACIFIC CROSS社の承認を得る必要があります。

チェンライでの交通事故

請求詳細:被保険者がピックアップトラックで移動中、別の車に衝突される。チェンライのバンコク病院での治療費は総額50万バーツ以上。
提供された保障
重大な骨折:肩、胸、胸椎損傷。
ICU入院:3日間。
入院期間:7日間。
備考:医師は、この事故の深刻な状況により深部静脈血栓症や肺塞栓症のリスクが高いと説明しており、これらが公式に診断された場合もPACIFIC CROSS社でカバーされる。

脳卒中

請求詳細:特定のケーススタディではないが、脳卒中はパシフィッククロス社で非常に多い高額な医療費請求の事例。
提供された保障
治療内容:緊急治療および入院費用が全額保障される。
備考:高額な治療費が発生する疾患であるため、適切な保険の重要性が改めて強調される。

深刻なスキー事故

請求詳細:被保険者がスイスでスキー中に肩を骨折し、緊急搬送および手術が必要となる。
提供された保障
搬送費:ヘリコプター搬送費として3000スイスフラン。
病院費用:手術、入院、フォローアップ治療費として1万5000米ドル。
結果:世界的な緊急サービスの保障に基づき、緊急搬送費は全額補償。医療費は「全額補償」の入院限度額内で全額払い戻された。

デング熱

請求詳細:被保険者がデング熱に罹患し、合計6か月間の闘病生活を送った。
提供された保障
入院およびフォローアップ治療費:私立病院にて25万バーツ。

滑って転倒後の事故

請求詳細:合計70万バーツの医療費が発生した。
提供された保障
多発性骨折および破裂傷:治療費全額を保障。

筋骨格系疾患

請求詳細:腰椎および他の椎間板障害を伴う根症状で、80万バーツ以上の医療費が発生。
提供された保障
医療治療および手術:理学療法を含む治療費を保障。

ヘルニアおよび心臓疾患

請求詳細
・両側性鼠径ヘルニア(閉塞または壊疽を伴う)
・動脈硬化性心疾患
総額:70万バーツの医療費
提供された保障
・治療および必要な医療行為のすべてを保障

医療費コストの削減方法

タイに限った話ではありませんが、まずは医療保険が本当に必要なのかという点や加入するにしてもどのようなプランで加入するのが適切なのかという点をしっかり整理した上で保険加入の検討を進めていくことをおすすめします。

病気やケガのリスクを減らす

適度な運動をすることやバイクタクシーの利用を減らすなど、日頃からリスク回避を意識することが大切です。当たり前のことですが、そもそも医療費コストや治療経験を発生させないことを意識して生活していくことも大切かと思います。

クリニックや薬局を利用する

タイの薬局は日本のような処方箋はなく、薬剤師が症状に合わせた薬を処方します。
また、薬局によっては日本の処方箋を持参すると同じような薬を出してもらえます。
症状によっては病院やクリニックの案内を行なっていますので、まずは薬局へ行って症状などを伝えてみるのも良いかもしれません。

高額な治療費のみ保険でカバーする

何でも保険でカバーしようとすると必然的に保険料が高くなってしまいます。例えば、ほとんど通院をしない健康な方であれば、通院分をカバーから外し、手術や入院などの高額な部分をカバーできるようなプランで加入するなどプラン内容についてしっかりと検討されることをおすすめします。

医療保険のコストは保険会社・保障内容・年齢・家族構成などによって異なってきますが、家族で加入している方であれば、生涯で数千万円のコストがかかるケースもあります。医療保険は掛け捨てとなりますので、保険加入を検討する際は「本当に必要なのか」「加入するならどのようなプランが良いのか」をしっかりと考えましょう。

最後に:医療保険業界のトレンドと最新情報

タイの医療保険業界は、医療技術の進展や医療ニーズの変化に合わせて進化しています。特に注目されるのが年間医療インフレ率の上昇で、タイ国内の病院での治療費に影響を与えています。

また、新たな規制も業界を変化させています。タイの保険委員会(OIC)は、消費者保護を強化するため、より明確な契約条件の説明やクレーム処理の改善を義務付けました。これにより、被保険者が自身の保障内容を正確に理解し、予期せぬ医療費から保護されることが期待されています。

さらに、遠隔医療やデジタルヘルスケアの利用が増加しており、保険会社はテレメディスンをカバレッジに含めることで、自宅から医療サービスにアクセスしやすい環境を提供しています。パシフィッククロスもテレメディスンの利用をカバーしており、便利で安全な医療サービスの提供を目指しています。

医療技術の進歩に伴い、保険会社は新しい治療や手術方法にも対応したカバレッジの見直しを進めています。高度な診断や最小侵襲手術などの治療法の普及に伴い、保険もこれらに対応した内容へと柔軟に変化しています。

パシフィッククロス会社概要

Pacific Cross 日本語お問合せ窓口

Passathorn Rungruanglit

ニックネーム:ART(アート)

国際ビジネスコンサルタント

プロフィール

Pacific Cross Health Insurance Thailandで国際ビジネスコンサルタントとして、日本人のお客様にタイの保険プランをご案内しています。お客様一人ひとりのニーズに合わせた最適な保険プランをご提案いたします。日本語でお気軽にお問合せください。

お問い合わせ情報

<パシフィッククロス日本語デスク>
contact_jp@th.pacificcrosshealth.com
担当者名:アート
※お問合せの際は日本語でお問合せ可能です。
※お見積をご希望される際は現在のご年齢も添えて連絡する必要があります。
オンラインで保険料見積リクエストを行うことも可能です。
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Pacific Cross Health Insurance PCL

会社名Pacific Cross Health Insurance PCL
住所No.3 Rajanakarn Building, 16th Floor, Zone BC, South Sathorn Road, Yannawa, Sathorn, Bangkok 10120
日本語窓口担当者氏名:Passathorn Rungruanglit
ニックネーム:ART(アート)
お問合せcontact_jp@th.pacificcrosshealth.com
WEBサイトhttps://www.pacificcrosshealth.com

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